この記事ではコンテンツマーケティングについてご説明します。
ユーザーと信頼関係を築きながら行うコンテンツマーケティング。
潜在顧客の発掘や顕在顧客の維持など、長期的に有効性のある宣伝手法として注目されています。
今回はコンテンツマーケティングとは何か、そのメリットとデメリットもあわせて見ていきましょう。
収益化タイプ | 大器晩成型 |
---|---|
項目名学んだ知識の汎用性 | やや多い |
初期投資にかかる費用 | 少ない |
維持費用 | 少ない |
収益6桁達成までの時間 | 長い |
必要作業時間/週(目安) | 7~20時間 |
コンテンツマーケティングとは?
ではコンテンツマーケティングとは何かご説明します。
コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって有益な情報(以下コンテンツ)を提供し続け、ユーザーに商品や企業自体のファンになってもらい、最終的に商品やサービスの購入に繋げるマーケティング手法の1つです。
- 集客→ファン化→販売
この流れでコンテンツマーケティングは行われます。
従来の手法では主に「企業が伝えたいこと」をユーザーに与えていました。
しかしコンテンツマーケティングでは「ユーザーが知りたいこと」を提供していきます。
- 不安や疑問を解決する
- 興味のある情報を伝える
- 希少性のある情報を伝える など
このようなコンテンツを提供し続け、ユーザーを惹きつけます。
最終的に商品を購入する、さらにはそのユーザーが他のユーザーへ商品や企業をすすめるといった、一過性ではない中長期的な持続性のある影響を期待できるのが、コンテンツマーケティングです。
コンテンツは販売する商品やターゲットとするユーザーによって違いますが、以下のようなものがあげられます。
- SNS
- メルマガ
- ブログ
- オウンドメディア
- 動画
- ダイレクトメッセージ
- TV・新聞広告 など
ターゲットとするユーザーに合わせ、適切なタイミングで適切なコンテンツを発信することがコンテンツマーケティングを成功させるポイントです。
ではここでコンテンツマーケティングと従来の直接的な宣伝手法とを比較して見ていきましょう。
コンテンツ マーケティング |
従来の直接的な 宣伝方法 |
革製品のメンテナンス方法をブログで紹介 | 革製品のメンテナンス商品一覧をブログで紹介 |
包丁の研ぎ方とメンテナンスについてのパンフレットを自宅へ郵送 | 包丁のセット販売のパンフレットを自宅へ郵送 |
長距離運転でも疲れないコツをメルマガで紹介 | 新車情報をダイレクトメッセージで送付 |
投資信託についての無料セミナーを実施 | 不動産投資への訪問営業 |
このように商品の販売をするわけではなく、あくまでもユーザー目線で必要な情報を提供し、ユーザー自らが商品を購入したいと思うように導いていきます。
そしてそのために欠かせないのが「質の良いコンテンツ」を作ることです。
コンテンツマーケティングで言うところの「コンテンツ」とは有益情報素材のこと。
つまりブログ記事やhow to 動画、メルマガやパンフレットなどがそれにあたります。
ユーザーの潜在意識に働きかけるように行うコンテンツマーケティングでは、ユーザーの生活や価値を変えていく質の良いコンテンツが必要となるでしょう。
またそれに繋がるものとして、実際に販売する商品やサービスの作成も重要です。
実際に販売する商品やサービスも「コンテンツ」という言葉がよく使われます。
コンテンツマーケティングの仕組みを理解する上で、混同しないようにご注意ください。
この販売するコンテンツの作成とコンテンツマーケティングは、一連の作業と考えてもよいでしょう。
なぜなら販売するコンテンツへの正しい理解が、ユーザー目線でのコンテンツマーケティングには欠かせないからです。
- 商品のどの部分をユーザーが注視しているか
- その商品はユーザーの最も欲しいものを提供できているか
- ユーザーの購買意欲をそぐような余計な部分はないか など
これらのことを販売するコンテンツを作成する段階で熟考します。
そうすることで、その後のコンテンツマーケティングもより戦略的に組み立てられるようになるのです。
コンテンツマーケティングのメリットとデメリット
ここではコンテンツマーケティングのメリットとデメリットを見ていきます。
情報過多と言われている昨今では、コンテンツマーケティングを行う重要性が増してきました。
実際に取り組む前に、メリットとデメリットを理解しデメリットを少しでも軽減できるようにしましょう。
ではメリットから見ていきます。
メリット
- 広告費が削減できる
- コンテンツが資産となる
- SNS利用で拡散されやすい
- ブランディングしやすくリーダーになれる
- ユーザーからの信頼が増す
コンテンツマーケティングは既存のプラットフォームを利用することができ、広告費が削減できます。
大手有料メディア(テレビCMや新聞広告など)の利用を減らし、SNSやブログ、オウンドメディアを多用すると広告費の削減が期待できます。
質の良いコンテンツは息の長い資産になります。
ただの情報ではない有益で人の役に立つコンテンツは、それだけで貴重な資産です。
商品の宣伝ではないため多用性と流用性もあり、ブログ記事やオウンドメディア、SNSでは長期に渡って潜在顧客の流入が見込めます。
プラットフォームの特性を活かしたSNSの利用で、コンテンツの急速な拡散が望めます。
特にTwitterやInstagramなどは人気の高いSNSです。
不特定多数へ情報が一気に拡散する特性を活かしたマーケティングが行えます。
一定の分野において特化性を強めることにより、リーダー的存在になれるでしょう。
内容の濃い一貫性のあるコンテンツを作ることで「これに関しては、あの企業」と言われるようなブランディングができ、その分野のパイオニア的なポジションを作りやすくなるでしょう。
時間をかけて行うコンテンツマーケティングでは、ユーザーからの信頼が増します。
ユーザーの知りたいことに答えるコンテンツを継続して発信することにより、企業に対する親近感と信頼感が増します。
商品の購入に至るまでの間に、よい関係性を築けるのがコンテンツマーケティングの長期に渡るメリットと言えるでしょう。
商品購入後も、引き続きコンテンツを提供し関係を維持できれば、次の購入へと繫がります。
デメリット
- コンテンツ作成に時間がかかる
- 常にコンテンツを更新し続けなければいけない
- 即効性が低い(例外あり)
質の良いコンテンツを作るにはそれなりの時間がかかります。
ターゲットとなるユーザーに合わせたコンテンツを用意しなければいけないため、ブログ記事、動画、SNS投稿と複数を同時に行う必要があるかもしれません。
しかしそれはいずれ資産となり返ってきます。
質の良いコンテンツを作るためには時間が必要と割り切りましょう。
人は誰でも新しい情報を好みます。
コンテンツマーケティングでもそれは同じ。
常にコンテンツを更新し続けなければいけないでしょう。
時代に合わせてプラットフォームを変える必要もあるかもしれません。
しかしコンテンツの新鮮さを保つことで、新たな潜在顧客を獲得し顕在顧客の維持に繫がります。
主に潜在顧客に働きかけるコンテンツマーケティングでは、即効性が低いことがデメリットです。
時間をかけユーザーをファン化させていくこの手法では、ユーザーを直ぐに商品購入へと行動させる力は弱いと言えます。
しかし一度ファン化されたユーザーは、一時的ではなくリピーターとなる可能性が非常に高いため長期的視野で取り組むことが大切です。
(※集客とファン化を同時に行える販売コンテンツの場合は、即効性が期待できます。)
以上がコンテンツマーケティングのメリットとデメリットです。
日本では2015年ころから普及してきたコンテンツマーケティング。
大企業でも取り入れるところが増えてきています。
しかし個人が起業した場合でも大変有効な手法と言えます。
フットワークの軽さや、よりユーザー目線に近いコンテンツを作れるのが個人の利点と言えるでしょう。
コンテンツマーケティングは企業の大小を選ばない手法ということです。
コンテンツマーケティングで収益を上げるためのツールの1つがSNSやブログです。
実践し、収益を上げるとなると総合力が求められます。ですがその分一度この力を身につけると何にでも応用ができます。
ご質問や相談など随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせやGとの会合公式ツイッターまでお問い合わせください!